アメリカの大手ゲイブログAfterEltonで選ばれた「最高のゲイ映画50」を1位から順にレビューしていく企画
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エレン・デジェネレス
先月、5月16日の土曜日に、エレン・デジェネレス↓(中央)が、故郷のニューオーリンズにあるテューレイン大学の卒業式でスピーチをしました。
Ellen DeGeneres

日本ではそんなに有名じゃないみたいですけど、エレンは自分のトークショー、エレン・デジェネレス・ショーで何度もエミー賞を受賞し、アカデミー賞の司会を務めたこともある、アメリカ人なら誰でも知っている人気のコメディエンヌ。

カムアウトしてるレズビアンでもある彼女は、有名なゲイ雑誌Out Magazineが選ぶパワフルなゲイ50人のリストで去年は1位、今年は2位に選ばれています。カリフォルニアで同性婚が許可されていた間に、女優のポーシャ・デ・ロッシ↓と結婚していて、今年の母の日に行われたアンケートでは二人が、「アメリカで一番信用して子供を任せられそうな両親」に選ばれていましたv
ellen-degeneres-portia-de-rossi

彼女はハリケーン・カトリーナの後、故郷であるニューオーリンズへの支援を呼びかけ、復興に貢献したとして、2006年にもテューレイン大学でハリケーン後初めての卒業式にも招かれてスピーチをしたそうですが、今回YouTubeに載っていたスピーチがとても素晴らしかったので一部ご紹介してみます。(かなり遅くなってしまいましたが;)



まずは卒業生に向かって、エレンらしい軽いジョークからw

"Look at you. Usually when you're wearing a robe at 10 in the morning, it means you've given up."

「あなた達を見て。普通は朝の10時にローブ姿なんて、何もかも諦めちゃってるってことなのにね。」

(卒業式のローブと部屋着のローブを引っ掛けたジョーク。)

"By the time I was your age, I thought I knew who I was, but I had no idea. For example, when I was your age, I was dating men. So what I'm saying is, when you're all older, most of you will be gay."

「あなた達くらいの年になったら、自分っていうものが分かるようになると思ってたのに、全然そうじゃなかった。例えば、あなた達くらいの年の頃は男と付き合ってた。つまり何が言いたいかっていうと、もっと年を取ったら、あなた達の殆どはゲイになるってこと。」

そしてこういうユーモア一杯のスピーチの最後に、彼女がカムアウトした時の経験についても話してくれています。

以下はその箇所の要訳(←プラス意訳;)


「19歳の頃に親友が交通事故で亡くなって、その時に神様にどうして?って問い掛けた。その想像上の神様との会話を書いたことがきっかけで、スタンドアップ・コミックになる道を選んだの。それで成功はしたけど、皆を喜ばせようとしながら、自分はゲイだっていう秘密をずっと抱えていた。そしてもしバレたら、誰も自分を好きになってくれないし、笑っても貰えなくなるかもしれない、そう思って怖がっていた。

これはずっと前、まだ白人の大統領が居た頃のことだから。(笑)

でも最後に決めたの。物凄く自分を恥じて、怖がりながら生きていて、そんな風に生きることはもうムリだって。だからカムアウトした。政治的なステートメントじゃなく、ただ自分を押さえつけていた重みから、自分自身を自由にして正直に生きたかった。

それで最悪どうなる?キャリアが駄目になるくらいでしょ。

そうキャリアは駄目になった。

カムアウトした後、それまで6年続いた私のショーは突然私に黙ってキャンセルされた。ショーがキャンセルされたってことは新聞を読んで知ったわ。それから3年間、仕事の電話は鳴らなかった。一つのオファーも来なかったし、誰も私と仕事をしたがらなかった。

でもね、“自殺しようと思っていたけどあなたのことを聞いて思いとどまった。”っていう子から手紙がきたの。それで私がしたことに、自分だけのためじゃない、別の意味があったって知った。いつも悲しい気持ちで、怒りに満ちていた最悪の時期だったけど、とうとうトークショーのオファーがきた。でもどのネットワークもショーを放送したがらなかった。私のショーを観たがる人間なんていないと思われたから。

でもあの頃を振り返って後悔はしていないし、何一つ変えるつもりもない。全てを一度失って、大切なのは自分自身に忠実に生きることだって分かったから。今の私がここまで来られたのは、怖がって生きることを止め、何も隠さずに自由で、自分自身が何者か分かっているから。

若い頃は成功ってもっと違うものだと思っていた。リッチで有名な人になること。でも今は自分に忠実に生きること(live with integrity)、周りのプレッシャーに負けて別の誰かのようになろうとしないこと、正直で慈悲深い人間として周りに貢献すること、それが人生で一番大切なことだと思ってる。」


1958年生まれのエレンは今年51歳だから、うんと年上の女性ですけど、こんな風に自分のことを話してくれる時は、シャイで傷つきやすい少女のような感じがして、思わず守ってあげたくなるような気持ちにさせられます。

彼女のジョークは自分を卑下したり、他人を貶めたりっていうことがなくて、トークショーも癒される笑いで一杯。

LGBTコミュニティには、彼女のような影響力のある人がもっと先頭に立って政治的に活動して欲しい、っていう意見もあるみたいですけど、彼女みたいな人がカムアウトしてることの影響は、ただそれだけで凄いと思う。

ゲイだから、レズビアンだからっていうだけで、みんながゲイライツの活動家になるわけはないし、自分のキャリアを持って自分の生活を優先して生きるのは当たり前のこと。

ただスポーツ選手もそうですけど、人気に左右されるエンターティメントの世界でもカムアウト出来る人は少なくて、カムアウトした途端に仕事が無くなったり、オファーが来なくなったりっていうことが、エレンほど人気のあった人にも起こっているんですね。

それなのに彼女はまた自分のトークショーを持って、カムアウトする前以上の人気を取り戻した。

そんな彼女が素敵な奥様と結婚して、そのことがごく当たり前であるかのように、自分のショーで奥様のことを話したり、二人で一緒に色んなイベントに現れたり、仲良くお散歩したりする、それってやっぱり凄いことvvvv
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スピーチの最後は笑いで締めくくったエレンですけど、彼女の言葉で印象に残ったのが、

“Be true to yourself.”

「自分自身に正直でいて。」

という言葉でした。

自分に正直に生きる、って誰にとっても簡単なことじゃないし、自然体でそれが出来る人は少ない。

だからこそ、そういう人は素敵だって思いますvv


「ゲイ映画」というか、映画と何の関係もない話ですけど(汗)、どっちのブログに載せようか迷った結果、こっちに載せてみました。

というか、いい加減こっちも更新しないと…^^;

次もリストに戻れそうもないんですけど、少なくとも俳優さんの話にしますね^▽^;

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コメント
この記事へのコメント
かなかさん、こんばんは
わわ、こちらこそ優しいお言葉ありがとうございます(_)
素敵なスピーチに感動したので、頑張って訳してみました。
そうおっしゃって頂けて嬉しいです☆

「パワフル」っていう言葉自体にはそんなに勝ち負け的な感じはしなかったんですけど、そう言われてみるとそうかもしれませんね…。
確かに直ぐWinnerとLoserに分けられるし。
日本でも「勝ち組」なんていう言葉が浸透してるのは嫌ですね、ほんとに;
2009/06/05(金) 20:23:58 | URL | あけぼの #-[ 編集]
いいですね!
私のブログで紹介させてもらいました!
2009/06/13(土) 09:51:43 | URL | ゆう #51aM.xXg[ 編集]
すてきな記事をありがとう!
2009/06/13(土) 15:25:37 | URL | らう #mQop/nM.[ 編集]
ゆうさん、初めまして
わわっ、ありがとうございます!
とっても嬉しいです~♪
2009/06/13(土) 20:44:21 | URL | あけぼの #-[ 編集]
らうさん、初めまして
こちらこそコメントありがとうございました!
2009/06/13(土) 20:44:57 | URL | あけぼの #-[ 編集]
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