アメリカの大手ゲイブログAfterEltonで選ばれた「最高のゲイ映画50」を1位から順にレビューしていく企画
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シェルター
「最高のゲイ映画」第3位は『シェルター』。

これは、アメリカのゲイ専門のケーブルTV局“here!”が、2008年に初めてプロデュースした劇場公開用映画、だそうです。

“Shelter”
Shelter poster
この映画が『AfterElton』の人気投票で第3位っていうのは、すごーーく良く分かります。っていうのは、公開前からAfterEltonで、この映画のことを相当にプッシュしてたから^-^
(このレビュー↑訳しませんけど、英語がお分かりの方、相当褒めてるのが分かりますよね?)

それに公開されたばっかで、まだみんなの印象に強く残ってるっていうのもある?

映画自体はハッピーエンドで可愛らしい内容だから、私も決して嫌いじゃないんですけど、ただこれが「ゲイが主人公の映画」、もしくは「ゲイ的な要素がある映画」全作品中、第3位? って言われると、多少の疑問は残ると申しましょうか…(汗)

以下はネタバレ。

南カリフォルニアに暮らす、貧乏な若者ザック(トレヴァー・ライト)↓は、5歳の甥っ子コーディのベビーシッターを引き受けながら、詰まらない仕事も真面目にこなす、「今時こんな子がおるかぁ?」と突っ込みたくなるような超好青年。ただ彼女とはあんまり上手くいってない。
Trevor-Wright

そんな彼の趣味はサーフィン。ある日、お金持ちの友達の家に置いてあるサーフボードを取りに行ったザックは、久し振りに家に戻ってきた友達のお兄さん、小説家のショーン(ブラッド・ロウ)↓と再会します。
brad row

二人でサーフィンをするうちに、ショーンと仲良くなったザックは、ある晩、「アーティストになりたい。」っていう自分の本当の夢を彼に打ち明けます。そしてその夜、酔っ払ったザックに、ショーンが優しくキスをするのでした。

「萌え」という点において、私的に点が高かったのがその初めてのチュッ、チュッ、チュッ♪というか、その後、目をパッチリ開いたまま固まってるザックの反応↓
shelter kiss



あー、可愛い

次の日、自分の家に戻ってご機嫌でシャワーを浴びてるザックに、ザックのお姉さん、つまりコーディのお母さんが、「ショーンに気をつけなさい。彼はfag(オカマ)よ。」って意地悪く言うんです。

この映画、良い人ばっか出てくるんですけど、このお姉さんが唯一の悪役。

そう言われてパニクったザックは、その後ショーンに会っても冷たい態度で無視。そして一人で悶々と悩んだ挙句、夜になってショーンの家に押しかけ、ドアを開けたショーンにいきなりキスしちゃうんです。

そしてその後は、互いの服を脱がせつつ、2階のベッドルームにもつれ込みラブラブ~♪

次の日の朝、ちょっと戸惑い気味にサッサと帰るザックですが、車に乗り込んだ途端、へらへら笑ってハンドルをバシバシ叩きながら、「やっちゃったよ~。」みたいな顔をするのが、また可愛ゆし

その後、ショーンとデートの日にコーディのベビーシッターを頼まれたザックは、ショーンの家にコーディを連れて行きます。3人で仲良くディナーを準備したりして、これがまた良い感じ。そして別れ際、ショーンはザックにザックが行きたがっていた美大の願書を手渡すのでした。

でも全てが上手く行きそうに思えたところで、お姉さんが爆弾を落とします。男が出来た彼女は、男と二人で家を離れ、しばらくコーディをザックに預けたいって言い出すんです。

そうなったら、コーディの面倒をみながら、学校に行ってアートの勉強をするのは無理になります。願書を捨てたザックは、同時にゲイである自分も受け入れられなくて、ショーンに当たってしまいます。

また悶々と悩むザックですけど、ある日、美大から合格の知らせを受けます。ショーンがザックに黙って、彼のために願書を送っていたのでした。

ザックはショーンにこれまでのことを謝ると、「今度こそ美大に行きたいから助けて。」って素直に頼みます。実はザックは、以前にもこの美大に合格していたけど、甥っ子のことや家族のことがあって、その時は入学を諦めたのでした。

「何でもするよ。」

って言ってくれたショーンと一緒に、ザックはお姉さんと対決します。
shelter last
「もし母親と一緒にいられないなら、僕らと一緒にいることがコーディにとって、その次に良いことなんだ。」

そして最後は3人がビーチで遊ぶシーンで、めでたしめでたしなエンディング。

この映画もだから、coming of age/coming outのパターンで、それにプラス理想のゲイ・ファミリーが構成される、っていう超ハッピーな映画でもあります。

何がどういけないってことは全くなくて、製作者の方が真摯に良い映画を作ろうとされているのも良く分かるんですけど、ただ何と言いましょうか、やっぱりありがちなパターンなんですよね;;

ルックスの良い好青年がいて、
彼女と上手くいってない(そのうち彼女とは親友になる)。
男を好きになって戸惑ううち、
その恋に障害が現れる。
それを乗り越えて、
ハッピーになる。

うーーん。

それにショーン役のブラッド・ロウが38歳で、ザック役のトレヴァー・ライトは26歳。映画の設定は多分30歳と20歳くらいだと思うんですけど、この年の差が微妙…。

ザックがお姉さんに向かって、

「ショーンはコーディのことも僕のことも、本当に大事に思ってくれてるんだ!」

って言うんですけど、状況としては「保護者」が一人に「扶養家族」が二人と言いましょうか。このカップル、あんまり対等とは言えないわけで、その辺が私的にはちょっと…。

つまりぶっちゃけこれを男女でやったら、金持ちの男(30過ぎ)が貧しい娘(まだ20歳)とその甥っ子を引き取って、娘とセックスしながら(平たく言えば)、彼女を大学に通わせてやる、というシチュなわけですね。

うーーん、うーーん;;

この映画がゲイ男性に人気があるというのは、実はその辺でしょうか?

つまり、若い子が見れば、「成功した素敵な男性に守って貰いたい♪」という願望が満たされ、オヤジが見れば、「若くて可愛い子を大切に守って上げて、やはりセックスもしたい(笑)」という願望が満たされる。

男女でも、男x男でも、その辺はそう変わらないんじゃないかと思うけど、違うのは、今時男女でこういう映画を作る人間は居ないってことでしょうか。

(^-^;)

ちなみに、ショーン役のブラッド・ロウは、“Billy's Hollywood Screen Kiss”っていう映画で、主人公のショーン・ヘイズに一目惚れされるゲイの男の子役を演じてました。

意地悪なお姉さん役のティナ・ホルムズは、このリストで34位の映画、“Edge of Seventeen”に主人公の彼女/親友の役で出演してます。

どっちも1998年公開の映画ですけど、二人とも他には映画に殆ど出ていない「ゲイ映画」の常連さんみたいですv

最後は予告編↓


色々書きましたけど、『シェルター』は、見終わった後に嫌な気持ちになったりしない、爽やかな青春映画ですので、とってもお勧めです♪(←いや、ほんとに!)

お勧めって言っても、日本でDVDが発売されているのかどうか謎ですが、著作権無法地帯のつべワールドで、このトップ50に載ってる映画の殆どが見られます。『シェルター』は特に英語が簡単ですので、高校生程度の英語で充分だと思う…ってまあ、そんなことをお勧めするべきじゃないんでしょうけど;;

それと今回、この映画がゲイチャンネル“here!”の製作ということで思いついたんですけど、次回はリストから離れて、この“here! ”で放映された、「ゲイ探偵シリーズ」について書いても宜しいでしょうか?

このリストに載ってる50作品、全てカバーできるかどうかも不安なのに、そんなことしてたら、いつこの企画が終わるかあやしいものですが(汗)、もし宜しかったら次回もお付き合い頂けると嬉しいですv

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コメント
この記事へのコメント
こんにちは
こんにちは。はじめまして初コメです。
僕もこの映画とても好きです。去年の夏ぐらいに見ましたが
個人的にはゲイ映画で一番好きですね。
ゲイ映画って主人公が自分でゲイである事に悩み過ぎて
それが最初から最後まで続いて暗い映画な事が多くないですか?
それに比べてシェルターは明るい感じにできてるし、面白いし
ストーリーは単純かもしれないですけどいい映画ですよね
2009/01/05(月) 07:59:17 | URL | hiro #-[ 編集]
hiroさん、こんばんは
コメントありがとうございました♪
シェルターは主人公の男の子が良いですよねv
ゲイとかゲイじゃないかっていうこと抜きに、応援してあげたくなります。
サーフィンのシーンが沢山あるせいか、ほんとに明るくて爽やかな印象ですしvv
それなのに色々と勝手なこと書いちゃってすみません;;
そう言えば、このリストに載ってる映画はハッピーエンドが多いです!
きっとドロドロした暗い話は見てる方も辛いからですね。
あ・・・、でも1位はブロークバック・マウンテ・・・ん・・・^-^;
2009/01/05(月) 20:21:10 | URL | あけぼの #-[ 編集]
今更ながら
ベスト50の記事を更新されているだけ全て読み中でも1番気になった作品です。
TSUTAYAに無かったので購入しとようと思ったのですが、Amazonにもありませんでした。
どのようにして購入しましたか?
教えてください!
2012/08/19(日) 15:44:42 | URL | さわ #-[ 編集]
さわさん、こんばんは
ベスト50記事を全て読んでいただけたなんて嬉しすぎですっ!!涙
アメリカでは(アメリカに住んでるんですが)hereというチャンネルで見られました。
日本ではほんと「ゲイ映画」は手に入らないみたいですよね;
でもかなり前ですが、ネットで日本語字幕のものが見られたというお話を聞きましたので、探したらあるかもです^^
きちんと販売したら購入したいという方はもっといらっしゃるはずなのに、ゲイ映画というだけで販売されないのはほんと残念すぎます(泣
2012/08/19(日) 19:10:27 | URL | あけぼの #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012/09/16(日) 20:22:57 | | #[ 編集]
秘密のコメ様へ
なるほどー。
一緒に子育てっていうのがポイント高いんですね。
主人公の子もほんと可愛いかったです。
見た目ももちろんですけど、何と言っても真面目で優しいvv
そいういう子が幸せになるエンディングは嬉しいですね☆

>専業主夫になりたいとか、旦那の稼ぎで暮らしたい
というのはリアル女な私にもいまいち分かりづらいんですが(汗)
それって逆に家事やらなくちゃいけないから大変ですよね;
2012/09/17(月) 18:48:13 | URL | あけぼの #-[ 編集]
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