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ハーヴェイ・ミルクの日
**このブログは映画『ミルク』を応援しています**

っていう副題を付けた方がいいかもww

まあ、いいですよね?「ゲイ映画」は色々あっても、『ミルク』ほど特別な「ゲイ映画」って他にないから。

『ミルク』が映画として優れているかどうか、については見る人によって意見が分かれるとして、これほど現実の出来事と見事にオーバーラップした映画はない?

日本でも公開が決まっているそうですので、これからその辺も含めて、ボチボチと『ミルク』語りをしてみようかな、って思いましたv

まずは今夜のローカルのトップニュースから。

明日9時からカリフォルニア州の最高裁判所で、Proposition 8*について両サイドがその違法性、または合法性を最高裁判事に向かって訴える、Oral Argument(口頭弁論?)が開かれます。

(*「結婚は男女間のみに認められる」という一文を、カリフォルニア州憲法に加えることになった条例)

そのためProp 8反対派、同性婚賛成派の方々が、今日の夕方5時からキャンドル、または懐中電灯を持って、カストロのハーヴェイ・ミルク・プラザから、市庁舎の向かいにある最高裁判所まで行進しました。

同性婚、というかマイノリティの権利をサポートする、というメッセージを示すため、長い人の列がサンフランシスコの目抜き通り、マーケット・ストリートを歩いていくのは、何度見ても感動的ですv

もちろんこういう行進をしなくちゃいけない、っていうこと事態は悲しむべきことですが…。

昨年の5月に最高裁が同性婚を合法化してから、11月の選挙で同性婚が違法になるまでの間に、カリフォルニア各地で結婚した同性のカップルは1万8千組を超えるそうです。

中にはインタビューに答えて、3回目の結婚だって言ってた男性もいました。

同じ相手と3回。

1回目はカリフォルニアでドメスティック・パートナーシップが成立した時(1999年)。2回目はサンフランシスコで同性婚が許可された時(2004年)、3回目が6月にカリフォルニアで同性婚が合法化された時(2008年)。

ここまで愛し合っちゃってるカップルって、なかなかいませんよね~。彼らの結婚に正気で反対する人間がいる、ってことが信じがたいですが、いるんだね…頭のおかしい奴が一杯。

このProposition 8が州民投票の結果、残念ながら通ってしまったのが、11月4日の選挙。

投票日の前日まで、同性婚賛成派と反対派がバトルを繰り広げ、トータルで80億円掛けた、とも言われる大々的なキャンペーンを行う中、サンフランシスコのカストロ・シアターで10月28日に行われたのが、映画『ミルク』のプレミアだったのです。

『ミルク』はもちろん、ゲイライツ運動の活動家で、初めてゲイとしてサンフランシスコの市政執行委員に選出された、実在の人物、ハーヴェイ・ミルクについての映画ですけど、映画の中でフィーチャーされるのが、ミルクと彼の仲間達が、Proposition 6を潰すために繰り広げた闘いについて。

Proposition 8は同性の結婚を認めない、という憲法改悪案。

Proposition 6は、「ゲイとゲイをサポートする人間を、カリフォルニアの公立学校から解雇する」という、とんでもない法案。

2008年にProp 8が通ったちょうど30年前の1978年、ミルクと彼の支持者達が、いかにしてProp 6に立ち向かったか、映画は彼のパーソナルな面も含めて、とても感動的に見せてくれます。

そしてミルクの暗殺後、キャンドルを捧げた人々が、カストロから市庁舎に向かって行進するシーン。

これが、去年の11月4日の選挙の後、Prop 8への抗議メッセージを掲げた何千もの人が、カストロから市庁舎に向かって、マーケット・ストリートを行進したニュースと完全にダブった…。

ミルクが暗殺された30年後の2008年に映画をリリースすることは、前から決まっていたことだそうですけど、偶然にもその年、カリフォルニアで同性婚の是否が住民投票に掛けられたことで、この映画のメッセージが、現実の出来事とぴったり符合したのです。

英語で映画を貶す時によく、irrelevant movieって言います。つまり現実からズレちゃってて、語るに値しないというか、どーでもいい映画のこと。

その点、『ミルク』ほどrelevantな映画も珍しい。

プレミアには行けませんでしたけど、まだ11月4日の選挙結果も記憶に新しい11月24日に、カストロ・シアターで『ミルク』の公開が始まって、その時は見に行きました。

映画にも感動したけど、場内の熱気というかなんというか、自分がその場にいる、ということを含めて全てに感動した。

そしてその時、一緒に映画を見に行ってくれた、アメリカ人の男(ストレート)が言ったのです。

「こんな素晴らしい公民権運動のリーダーについて、自分が殆ど知らなかったことが恥ずかしい。みんなが彼について、こういうムーブメントがあったことについて学ぶべきだ。」←いい男でしょww

実は去年、シュワ知事にveto(拒否権行使?)されたのが、5月22日を「ハーヴェイ・ミルクの日」と名づけるという提案。(5月22日はミルクの誕生日v)

「ハーヴェイ・ミルクの日」を作ることで、カリフォルニアの学校で「ミルクって誰?」っていう話し合いがもたれたり、大人も一緒に考えるきっかけになって欲しい、っていうのが、マーク・リノ議員がこの提案を行った理由だそう。

実際に映画の『ミルク』を見るまで、ミルクについても、彼の闘いについてもよく知らなかったアメリカ人が居るんだから、これは素晴らしい提案だと思いますvv

『ミルク』のアカデミー賞2部門の受賞もあって、今年また同じ案がシュワ知事に提出され、今回はショーン・ペンも支持を表明。こちらの記事に彼のインタビューが載ってますv

それにしても、ミルクの役にショーン・ペンを選んだっていうのは、あらゆる意味で成功でしたねー。

他の俳優さんじゃ、例え演技が上手く出来たとしても、アカデミー賞であのスピーチはありえなかったし、その後も続けて、ここまで積極的にゲイライツをサポートしてくれたかどうか…。

さすがはショーン・ペン!映画界の兄貴だっ!!(笑)

とにかく『ミルク』は色んな意味で、特別な「ゲイ映画」だと思うので、これからもしつこく書く予定です(汗)

もちろんリストに載ってる映画も、まーーーったりとレビューしていきますのでっ。

追記:
今のところ、最高裁での弁論の様子だと、州民の意志を尊重してProp 8を違法としない、つまり同性婚を認めない方に傾いているらしいです(涙)

夕べも何千人もの人が抗議デモ(平和的な行進)を行ったっていうのに…。

州民の意志は、また選挙で州民の投票によってひっくり返すしかないのかも。でも金が掛かるんですよね、これにはっ!保守派はモルモン教会を始めとして、金集めも人集めも半端じゃないパワーだから、それを撥ね退けるのは大変;;

いずれにしても90日以内に回答が出るそうですので、見守りたいと思います。

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コメント
この記事へのコメント
以前の記事にお邪魔します
あけぼのさん、私、あけぼのさんの記事でマークとジェレミーを見てから
ホントに嵌ってしまってるんですけど
先日はマークのブログに上がってた「ミルク」の記事を見ました!

もう今は更新されてない放置ブログだし、それ以前も特にまめに更新されてたわけじゃ
ないみたいなんだけどそれでも「ミルク」のことには彼が触れてました。
スピーチレス。胸がいっぱいでNo wordsだと、すごーく感動した様子。

「ミルク」ってどっかで…?と思ったら…あけぼのさんが記事にしてた!と
思い出してこちらを拝見に参りました!

マークって明るい人っていうイメージだったんですけど
そのブログ見て、それだけじゃない一面も知ることができました。
やっぱり辛い想いもしてたり自身との葛藤や社会に対して思うところもあったようで…。

でも文章も上手くて、過去と今を順を追って書いて、もう一度、以前の辛く感じたことを
書いて、最後に「だから今は」というような運びで書いてて、読んでぐっときました。(笑)

私はもちろん普段まったく英語に触れることのないガイジンとしてそれを読んでるので、
「英語マジック」もあるのかもしれませんが。。(笑)
2012/07/28(土) 06:20:40 | URL | 悠里 #-[ 編集]
悠里さん、おはようございます
マークさんブログもされてたんですね!
FBに気を取られてブログはうっかりしてました~

こちらかしら?
http://mkik.blogspot.com/
最後の記事、とっても素敵ですよねvv
ガガ様への愛と尊敬が詰まってます♪
だからこそ自分のお仕事にプライドを持っているというのが伝わってきました。

「ミルク」はほんとにいい映画でしたけど、またアメリカで公開されたタイミングが凄かったんです。
カリフォルニアでProp 8が成立した直後で、なんか現実とオーバーラップして圧倒されました。

あれから4年近く経って、でもアメリカはゲイライツに関してはずっと良い方に変わってると思いますv
マークさんも、初めてガガ様のライブに行った時のことを大興奮で書いてますけど、今はその彼女とセンターで踊るようになってますもんね☆
しかも素敵な彼氏と一緒に!(>▽<)
これからもどんどん活躍して欲しいですvv
2012/07/28(土) 08:01:00 | URL | あけぼの #-[ 編集]
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