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ショーン・ペン
昨日のアカデミー賞は、ネットで予想されていた結果通りになって、何のサプライズもなかったんですけど、唯一予想外だったのがショーン・ペンの主演賞。
Sean Penn red carpet
(左は奥様のロビン・ライト・ペン)

『レスラー』のミッキー・ロークの受賞が確実だと思われていたのに、結果はショーン・ペンが『ミルク』で2度目の主演賞を獲得。

それだけ『ミルク』の彼の演技が素晴らしかったっていうことで、それには私も120%賛成!(笑)
Sean Penn H_Milk
そしてまた凄かったのが彼のスピーチ。

アカデミー賞は政治イベントじゃないから、こういう政治的なスピーチとかメッセージは控えましょう、っていうのが暗黙の了解だと思うんですけど、

「俺は言いたいことを言わせて貰う。」

っていう態度が、さすがのショーン・ペンでしたvv

以下は彼と、『ミルク』で脚本賞を受賞したダスティン・ランス・ブラックのスピーチです。

まずはオリジナル脚本賞を受賞したダスティン・ランス・ブラックのスピーチから。
DL Black Winner



「わあ。これは作るのがとても難しい映画だった。だから、まずクリーブ・ジョーンズとアン・クロネンバーグ(ミルクをサポートしたLGBTの活動家)、そして僕に彼らの物語を語ってくれた人々に感謝したい。そしてガス・ヴァン・サント、ショーン・ペン、エミール・ハーシュ、ジョッシュ・ブローリン、ジェームス・フランコ、全てのキャスト、プロデューサーのダン・ジンクスとブルース・コーエン、配給会社の皆に、人々を救った人物について語る、その難しい仕事を引き受けてくれたことに感謝する。僕が13歳の時、僕の母と父はテキサスの保守的なモルモンの家から、僕をカリフォルニアに連れて来てくれた。そして僕はハーヴェイ・ミルクの物語を聞いて希望を持った。僕自身の人生を生きられるっていう希望。いつかありのままの自分として生き、そして恋に落ちて結婚することだって出来るかもしれない、っていう希望を。プレッシャーにも負けず、いつだってありのままの僕を愛してくれた母に感謝したい。そして何より、もし僕らがハーヴェイを30年前に失わなければ、彼が今夜僕にゲイやレズビアンの子供達に言って欲しいと願ったであろうことを言う。教会や政府、家族によって、お前は劣った存在だって言われてきた子供達に言いたい。君たちは美しく、素晴らしい価値のある存在で、誰が何と言おうと、神は君たちを愛している。そして僕が約束する、もう直ぐこの偉大なる僕らの国で、連邦政府が君達に皆と同等の権利を認める日が来る。ありがとう。神よ、僕らにハーヴェイ・ミルクを与えてくれたことを感謝します。」

"Oh my God. This was, um. This was not an easy film to make. First off, I have to thank Cleve Jones and Anne Kronenberg and all the real-life people who shared their stories with me. And, um, Gus Van Sant, Sean Penn, Emile Hirsch, Josh Brolin, James Franco, and our entire cast, my producers, Dan Jinks and Bruce Cohen, everyone at Groundswell and Focus, for taking on the challenge of telling this life-saving story. When I was 13 years old, my beautiful mother and my father moved me from a conservative Mormon home in San Antonio, Texas to California and I heard the story of Harvey Milk. And it gave me hope. It gave me the hope to live my life, it gave me the hope to one day live my life openly as who I am and that maybe even I could fall in love and one day get married. I want to thank my mom who has always loved me for who I am, even when there was pressure not to. But most of all, if Harvey had not been taken from us 30 years ago, I think he’d want me to say to all of the gay and lesbian kids out there tonight who have been told that they are less than by their churches or by the government or by their families that you are beautiful, wonderful creatures of value and that no matter what anyone tells you, God does love you and that very soon, I promise you, you will have equal rights, federally, across this great nation of ours. Thank you, thank you, and thank you God for giving us Harvey Milk"

DL Black_C Jones
(左はクリーブ・ジョーンズ氏。)

こちらはショーン・ペンの受賞スピーチ。
S Penn Oscar Winner



「お前ら、共産主義者のホモ好きめ!これは予想しなかった。つまりその-俺の良さを理解してもらうのに、俺自身が邪魔になってることぐらい分かってるからさ、いつも。(政治的に過激な発言が多く、キューバにカストロに会いに行ったり等々^^)でも受賞には感謝してるし、そうなったら良いって思ってたから、メモを書いてきた。君らが共産主義者のホモ好きだった場合に備えてね。だからまず親友のサトウ・マスザワに感謝したい。俺を長年支えてくれたマラ、ブライアン、バリーにボブ。偉大なるクリーブ・ジョーンズ。素晴らしいライター、ランス・ブラック。プロデューサーのブルース・コーエンとダン・ジンクス。そして特に、アクターなら誰でも知ってるように、監督っていうのは、僕らに「声」を与えてくれるだけの忍耐と、才能、自制心を持っている場合とそうでない場合がある。それは最初に監督に会う日から、編集室まで続くんだ。だからガス・ヴァン・サントみたいな素晴らしい監督と働けて感謝する。最後に-最後に二つ。今夜、車で乗り付けた時に憎しみのサイン*を見た人に。同性婚を禁止するために投票した人間には、そのことを大いに恥じて反省して貰う良い機会だと思う。もし同じことを続けるつもりなら、孫にも蔑まれるだろう。全ての人間に同等の権利が与えられるべきなんだ。そして最後。俺はエレガントな男を大統領に選んだこの国に住むことを、とてもとても誇りに思う。色々あってもこの国は、勇気あるアーティストを生み出してきた。それはノミネートされた皆に言えることだ。その優れた感性にも関わらず、勇気あるアーティストは時に(自分自身に?)大いなるチャレンジをもたらす。ミッキー・ロークは再び立ち上がった。彼は僕のブラザーだ。どうもありがとう。」

"You Commie homo-loving sons of guns! I did not expect this, but I ― and I want to be very clear that I do know how hard I make it to appreciate me. Often. But I ― I am touched by the appreciation and I hoped for it enough that I scribbled down ― so I have the names in case you were Commie homo-loving suns of guns. And so I, I wanted you to thank my best friend Sato Masuzawa. My circle of longtime support, Mara, Brian, Barry and Bob. The great Cleve Jones. Our wonderful writer, Lance Black. Producers Bruce Cohen and Dan Jinks. And particularly, as all us actors know, our director either has the patience, talent and restraint to grant us a voice, or they don’t, and it goes from the beginning of the meeting to through the cutting room, and there is no finer hands to be in than Gus Van Sant. Finally, for those ― two last finallys ― For those who saw the signs of hatred* as our cars drove in tonight, and, I think that it is a good time for those who voted for the ban against gay marriage to sit and reflect and anticipate their great shame and the shame in their grandchildren’s eyes if they continue that way of support. We’ve got to have equal rights for everyone. And there are these last two things. I’m very, very proud to live in a country that’s willing to elect an elegant man President. And a country, who for all its toughness, creates courageous artists, and this is in great due respect to all the nominees. But courageous artists who, despite a sensitivity, that sometimes has brought enormous challenge. Mickey Rourke rises again, and he’s my brother. Thank you all very much."

*授賞式が行われたコダック・シアターの外には、「ヒースは地獄にいる」(『ブロークバック・マウンテン』でゲイ役だったため)とかいうサインを持った、頭のおかしいホモフォブ連中が立っていたらしいです。)

こちらは授賞式の後、バックステージでプレスに答えるダスティン・ランス・ブラック。


全部は訳せませんが、英語の分かる方は授賞式のスピーチより更に感動的ですので、ぜひ聞いてみてくださいv

以下は抜粋。

レポーター: 「オバマ大統領は同性婚に対する彼の立場を変えるべきだと思いますか?」
DLB: 「まずは“Don’t Ask, Don't Tell”とDOMAを廃止して欲しい。」(軍のカムアウトを認めないポリシーと同性婚を認めない連邦政府の法律。)それともうカリフォルニアのProp 8だけに拘ってるべきじゃない。公民権運動っていうのは一つの州だけじゃ勝てないんだ。連邦レベルで変わっていかなくちゃいけない。」

レポーター: 「自分が13歳の子供だったとして、アカデミー賞で受賞者が君と同じようなスピーチをしてくれたらどう感じたと思う?」
DLB: 「僕が13歳の頃、こんなスピーチした人はいなかったから…。でも少しでも一人じゃないって感じてくれたら嬉しいよ。都会に住んでるとサポートしてくれる人が見つかるけど、アメリカの小さな町の子供にとっては、他にもゲイがいるってことや、ゲイにも将来がある、素晴らしい未来があるってことが分からないから(ここで自分のオスカーを見せてますv)。」

レポーター: 「ステージに上がったら何て言うか考えていましたか?」
DLB: 「考えていたことはあったよ。考えていたこと…ハーヴィが彼の物語を僕にくれたから…ああ、泣きそう…彼の物語で僕が救われたから、それを伝える時だって思った。一つだけ(ゲイやレズビアンの)子供達に向かって、大丈夫だって言って上げたかった。」

こちらはショーン・ペン。


一部抜粋。

レポーター: 「オバマ大統領にゲイの権利に関して望むことは?」
ペン: 「同性婚に関する彼の政治的立場が将来変わることを望んでいる(オバマ大統領は公式には同性婚反対)。でも大統領にしろ、誰にしろ、皆、必ず変わらざるを得なくなる。これは贅沢じゃなく(human luxury)、人間にとって必要なこと(human needs)だから。大事なのは大統領がそういう発議をしたら、皆がそれを支えるってことを示すことだと思う。今は戦争に経済問題が急務だろうけど、必ずそういう日が来るし、それも近いうちに来るだろう。」

時間がなくてグチャグチャですみませんっ。

でも、二人ともとっても素晴らしいスピーチ&インタビューだったので、載せておきたかったのですv

グチャグチャと言えば、昨日のブログも酷い…><

どっちにしても、あんな疲れることはもう二度としませんので^-^;

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コメント
この記事へのコメント
こんにちは。はじめまして。
いやぁ、ゲイ映画好きの茶栗鼠です。「The MILK」はユーモアもありですし、しっかりとゲイ権利系統も抑えていて、うれしいですねぇ^^/
けっこう明るい感じだったんですが、やっぱりシリアスな面もあったんですね。だからアカデミー賞なのかな。
2009/02/23(月) 22:27:31 | URL | 茶栗鼠 #-[ 編集]
初めまして
Milkは実在の人物についての映画化で
ショーン・ペンが前向きで明るいミルクをそっくりに演じてます☆
でもミルクは最後に暗殺されてしまうし(ネタバレみたいですけど実話なので;;)
彼の内面もじっくり描かれるシリアスな映画でもあります。
日本での公開が決まっているそうなので
ご覧になったらぜひ感想をupして下さいvv(←時々覗かせて頂いております^^)
2009/02/24(火) 20:22:30 | URL | あけぼの #-[ 編集]
紹介させてもらえますか?
アカデミー賞の受賞者メッセージの翻訳。本当に助かります。いろいろ探してて、こんなに分かりやすいページはここだけ!ぜひ自分のブログで紹介させていただきたいと思います。どうかお許しください。ぜひ、多くの人にこの素晴らしいスピーチの全貌を知って欲しいです!!
2009/02/25(水) 08:11:25 | URL | ゲイリーマン #mWBSJBws[ 編集]
初めまして
ほんと下手な訳ですけど、二人のスピーチに感動したので載せてみました。
上手に訳せなくて申し訳ありませんが、もしそれでも宜しければ☆
私もまたそちらに遊びに行かせて頂きます^^
2009/02/25(水) 20:11:54 | URL | あけぼの #-[ 編集]
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