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ケネス・ワイシューン君
2日前に自殺したアイオワ州の高校一年生、14歳のケネス・ワイシューン君(Kenneth Weishuhn)の葬儀が今日行われました。
204Kenneth Weishuhn

彼のお姉さんによれば、彼は先月カムアウトするまではとても人気のある子だったのに、カムアウトした途端、それまで仲の良かった友達から無視されるようになり、上級生からの苛めも始まったのだそうです。

やがて「死んでしまえ。」といった脅迫が携帯に送られるようになり、フェイスブックでゲイをターゲットにしたヘイトグループが作られると、それに彼の友達だった子達が名前を連ねるようになった…。


ゲイティーンの苛めによる自殺は、It Gets BetterキャンペーンのようなLGBTの大人達の努力にも関わらず、残念ながらまだまだ頻繁に起きています。

彼の死が特に悲劇的で胸を打つのは、彼がピンタレスト(好きな画像や動画を集めてシェアするSNS)に載せた希望に満ちた画像とメッセージの数々…。


こちらが彼のピンタレスト・ページ。
204Kenneth Weishuhn Pinterest

好きな車や、素敵なファッション、ジョークのページも充実しています

このジョーク、ちょっとエチな可愛さが好き♪
204Kenneth Weishuhn Pinterest1

ワン・ディレクションのルイ・トムリンソンのファンだったらしく、素敵画像もどっさり~。
204Kenneth Weishuhn Pinterest3


そして彼が夢見た、“When I get married”と名づけられた、理想のウェディング・ページ…。
204Kenneth Weishuhn Pinterest4

美しいキャンドルを灯し、沢山のお花を敷き詰めて、もちろんお揃いの指輪も。

204Kenneth Weishuhn Pinterest5


ケーキもカードもお部屋の飾りつけも、こんな素敵に…

生きていたらきっと、いつか叶うはずの夢だったのに…。


“Inspiration”と名づけられたページには、“It Gets Better”キャンペーンのメッセージを始め、彼がきっとそこから勇気を貰ったであろう画像の数々が貼られています。
204Kenneth Weishuhn Pinterest6


“There's nothing wrong with you. There’s a lot wrong with the world you live in.”
「君が間違ってるんじゃない。君が住んでる世界こそ間違いだらけなんだ。」

というのは、Gleeでゲイティーンを演じ、本人もカムアウトしているクリス・コルファーの言葉ですが、ケネス君もこのページを見れば分かるとおり、ユーモアのセンスがあって、アイドルに憧れる、何一つおかしなところなんてない、夢一杯のティーンの男の子。


今はセレブさんが普通にカムアウトする時代で、Gleeを始めゲイフレンドリーなTVドラマも放映されています。“It Gets Better”キャンペーンのように、LGBTの大人たちからのポジティブなメッセージも見て、いつか自分も恋をして結婚することを夢見ていたケネス君…。

そんな彼が、それでも死ぬしかないと思いつめたほどの過酷な苛めとは一体何だったのか?どうしてこういう悲劇が繰り返されるのか…。

余りに悲しすぎます。


「ゲイであることを理由に苛められて自殺」という見出しがつけられると、やがてこの子も統計の一つに過ぎなくなってしまうことにも、フラストレーションというか憤りを感じます。

彼はこんなに特別な、たった一人の本当に大切な存在だったのに…。


心からあなたのご冥福をお祈りします。

でも生きていて欲しかった…。


追記:

4月20日の今日は、GLSEN(Gay, Lesbian and Straight Education Network)による今年で17回目となる“National Day of Silence”というLGBTの子供達に対する苛めやハラスメントへの抗議活動が行われる日でした。

204day-silence-Cal2011
(こちらは去年、UCバークレーの正門前で行われたデモンストレーションの様子。)

ホワイトハウスでは今日、“Bully”という苛めを扱ったドキュメンタリー映画の撮影会が行われ、オバマ大統領が“Safe Schools Improvement Act”そして“Student Non-Discrimination Act”への支持を公にしたそうです。(この段階では、これらの議案が上下両院で可決されれば、拒否権を発動せずにサインするというような意味。)

どちらも、子供達がセクシュアリティやジェンダーに基づいて苛められるのを防ぐための、とても大切なステップとなる法案ですが、共和党が過半数を占める下院を通るチャンスはほぼゼロと言われています。

もはやそれに対してはコメントする気も起こらず、自分が投票できる限りは少しでもましな議員が選ばれるように投票し続けるだけだと思っていますが、マジいい加減にしろと言いたい…(`⌒´メ)

ちなみに、“Bully”は自らも苛めを受けた経験のあるリー・ハーシュ監督のドキュメンタリー作品で、実際に苛めを受けている5人の子供達、そして苛めで子供を亡くした両親による、子供達を守るための闘いを追ったフィルムだそうです。
204bully-movie

Fワードなどの良くない言葉が使われているという理由でR指定を受けるところでしたが、子供達が観るべきフィルムがそんな理由でR指定なんて認められないという抗議を受け、映画祭で上映されてからほぼ一年後、先月になってようやくPG-13というレイティングで劇場公開されました。

とても素晴らしいドキュメンタリーという評判ですので、私も機会があったらぜひ観に行きたいと思っていますvv


トレイラーを観るだけでも、学校や体制側の苛めに対する認識の甘さにゾッとしますね;

皆で団結すれば世界が変えられる、というご両親の言葉を真摯に受け止めなくてはと思います。
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コメント
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2012/04/19(木) 22:44:48 | | #[ 編集]
この記事を読んで涙が止まりませんでした。
少しずつ少しずつ良くなってきて入るものの、やはりまだまだなんだ。。。
早くゲイもヘテロも隔てなく幸せに暮らせる世界になって欲しいと、強く願います。
2012/04/20(金) 08:15:57 | URL | aya #-[ 編集]
秘密のコメ様へ
本当につらいニュースでした。

こういう記事を書いたからと言って私に何が出来るわけでもないので、なるべく書かないようにしているんですけど、この子の名前と彼が好きだったものや夢について書いておきたい気がして…。
彼は決して犠牲者じゃなくて、前向きで未来を見詰められる子だった。だからこそカムアウトしたはずなのに…。
こういう子を失ってしまったことは、本当に社会全体の損失で悲しみだと思います。

アメリカと言っても色々で、私が住んでいるところは、人種、宗教、文化や国籍すら異なる人間がゴチャゴチャいて、LGBTの方々もそんなマイノリティの中の一員というか、特に違和感もないのですが、こういうニュースを聞くと、アメリカという国の現実は決して甘くないと思い知らされます。

おっしゃる通り、人はみんなそれぞれ違って当たり前、まずはそれが前提の世の中になって欲しいと思います。
2012/04/20(金) 20:11:08 | URL | あけぼの #-[ 編集]
ayaさん、こんばんは
私も彼のお気に入りのページを見た途端、泣けてしまって…

現在の民主党政権がゲイフレンドリーなせいか、LGBTの権利に関しては明るいニュースも多い中、苦しみ抜いて死を選ぶ子供がいることが悔しく、とても悲しいです。

おっしゃるとおり、下らない偏見をなくし、法律上の差別を撤廃して、誰もが幸せに暮らせるような社会にしていきたいです。
2012/04/20(金) 20:12:01 | URL | あけぼの #-[ 編集]
悲しい出来事ですね
悲劇は繰り返されてしまうのですね。

ピンタレスト・ページすばらしいです。

結婚式も夢見ていたのに残念です。
2012/04/22(日) 00:24:16 | URL | MJtubaki #-[ 編集]
MJさん、こんばんは
お母様もお姉さまも応援してくれていたし
助けを求めることは出来なかったのか
それともそれすら出来ないほどに追い詰められていたのかと思うと…

ほんとに彼のページが夢一杯で美しいだけに
なんともいえない気持ちになりました。
本当に残念です。
2012/04/22(日) 18:14:05 | URL | あけぼの #-[ 編集]
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2日前に自殺したアイオワ州の高校一年生、14歳のケネス・ワ
2012/04/20(金) 14:41:10 | まとめwoネタ速suru
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