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明日「8」のライブストリーム
『ミルク』の脚本家ダスティン・ランス・ブラックの舞台劇、「8」のLAの舞台での豪華キャストによる朗読が、明日“American Foundation for Equal Rights”で、世界に向けてライブストリームされます。

ライブストリームのリンクはこちら “http://www.youtube.com/user/AmericanEqualRights/featured?v=qlUG8F9uVgM”

現地時間の3月3日午後7時半ですので、日本では3月4日の…何時だ?今は夏時間じゃないから…午後12時半?

間違ってたらすみません。でも多分、そのくらいから放送です^^

「8」は昨年の9月にブロードウェイで上演された朗読劇で、内容は2010年の1月に始まって8月にProp 8を違憲とする判決が下された、連邦裁判所での実際の裁判を基にしています。

Prop 8は皆様ご存知とは思いますが、「結婚は男女間のみに認められる」という一文を州憲法に加えた条例のことです。

このProp 8の成立を受けて、『ミルク』のプロデューサーのブルース・コーエン、脚本家のダスティン・ランス・ブラック、そして映画監督のロブ・ライナーやゲイライツの活動家チャッド・グリフィンらは“American Foundation for Equal Rights”を立ち上げると、大物弁護士のデイヴィッド・ボイズ、セオドア・B・オルソンを雇い、Prop 8を違憲とする訴えを連邦裁判所に起こしました。(チャッド・グリフィンは現在HRCの新しいディレクターになることが決まっています。)

「8」の舞台劇の監督はそのAFERのロブ・ライナー、脚本はダスティン・ランス・ブラックなので、内情を良く知る関係者によって書かれた裁判の内容にかなり忠実なものとなっています。

というのも、裁判の内容をメディアに公開することを望んだ原告側に対し、Prop 8擁護派は裁判の内容を公にしないことを主張、自分たちが正しいと言い張る割にはコソコソと隠したがり、結果として裁判の内容はYouTubeですら見ることが出来なくなってしまいます。

それなら自分たちの手で裁判を再現し、アメリカ国民だけでなく世界中の人々に、きちんとその模様を伝えよう、ということで作られたのが「8」なわけです。

こちらはそのロブ・ライナー監督からのメッセージ。


凄い有名俳優さんが沢山出演なさってますけど、ジョージ・クルー二ーやブラッド・ピットを始め、皆さん「8」の趣旨に賛同されて出演をOKされたんですねvv(「8」のホームページはこちら

その気になるキャストですが…

まず、Prop 8を違憲であるとする歴史的な判決を下したウォーカー判事役にブラッド・ピット。

原告側の弁護士デイヴィッド・ボイズ、セオドア・B・オルソン役にはそれぞれジョージ・クルー二ーとマーティン・シーン。

原告の女性カップル役にはクリスティン・ラーティとジェイミー・リー・カーティス。男性カップル役には『グリー』の先生、マシュー・モリソンそして『ホワイトカラー』のマット・ボマーが選ばれています。

こちら↓はNYでの上演の模様。横顔もお美しい…♪
200Matt Bomer 8
NYでの相手役はマシュー・モリソンではなく、同じく『グリー』からシャイアン・ジャクソンでしたが、マット・ボマーはLAでも引き続き原告役で登場するようですvv

こちら↓は原告のお二人と一緒のお写真。
200Matt Bomer 8-2
こんなイケメンさんに演じて貰えるなんて羨ましい~♪

悪役サイド(被告側w)には、弁護士役にケビン・ベーコン。Prop 8を推し進めた団体“National Organization for Marriage”の創設者であり、元会長であるマギー・ギャラガー役に『グリー』のジェーン・リンチ。同じくH8グループ“Institute for American Values”の会長役にジョン・C・ライリー。

他にもキャンベル・ブラウン、クリス・コルファー、ジェシー・タイラー・ファーガソン、クリーヴ・ジョーンズ、ロリー・オマリー、ジョージ・タケイ、ヤードリー・スミス、ヴァネッサ・ガルシア、ジャンセン・パネッティーア、ジェイムズ・ピッケンズ・ジュニア、ブリッジャー・ザディナが出演予定だそうです。

凄い豪華キャストですよねvv

英語が分からない上に、裁判の内容等についても良く分からない、という方には、かなり蛇足ではありますが、別ブログでしつこくこれまでの流れを押さえてきましたので、もし宜しかったらお読みになってみて下さい。参考程度にはなるかと…。

Prop8連邦裁判スタート!
差別は違憲である-同性婚ひとまず勝利
判事のセクシュアリティ裁判

超イケメンでゲイで子持ちのあの方も出演されますし、これはもう見るしかないですよね☆


追記:
前半見逃して、途中から見たんですけどとても良かったです。

女性カップル役のクリスティン・ラーティとジェイミー・リー・カーティス、特にクリスティン・ラーティの朗読が力強くて感動的。息子役の子達も可愛かった~。

悪役側のおバカ弁護士、ケビン・ベーコンも上手かったですし、ジョージ・クルー二ーとブラピもさすがでしたね。お間抜けな「専門家」ジョン・C・ライリーも笑えたw

でも「結婚は生殖のため」という例のアーギュメントを聞くとやっぱり胃が痛くなります;

同性婚を合法化するのは、決してゲイやレズビアンのカップルさんだけのためではなく、ヘテロのカップルのためでもあると改めて思いました。

上演後にロブ・ライナー監督が原告の4人、そしてライターのダスティン・ランス・ブラック、弁護士のお二人、息子さんたちを壇上に上げて紹介するところも感動しました。

朗読劇とはいえ、これだけの豪華キャストが裁判の論点を笑いを交えて上手に演じているから、ぜひ日本語訳をつけてN○K様辺りで放送して欲しいです。

“We put fear and prejudice on trial, and fear and prejudice lost"
「我々は怯えと偏見を裁判に掛け、そしてそれに打ち勝ったのだ。」

というボイズ弁護士の言葉通り、偏見に基づいたいわれのない恐怖心が法廷という場で公正に検証され、その根拠のなさを明らかにされることで、もっとオープンな社会への第一歩となることを願います。

というかこれ、学校の授業で見せればいいのにね!


さらに追記:
「8」動画“http://www.youtube.com/user/AmericanEqualRights/featured?v=qlUG8F9uVgM”

ライブで見逃した方も、リンク↑をクリックすると「8」の動画が見られるようになっています。

2時間以上あるように見えますが劇自体は1時間ちょっとで、動画の最初の部分は裁判に至るまでのニュースその他のまとめ。これも面白いですけど劇だけ見たい方は動画の「Skip ahead to start」をクリックすると劇の冒頭に飛べます。ちなみに冒頭の可愛い男の子達は原告側の女性カプの息子さん達。

「アクティヴィズムって一般の人のすることじゃないっていうか、サインとか持って騒ぐ人たちのやること…?他人に自分の考え(view)を押し付ける、そういうのってどうなんだろう…」
「だいたい僕らの両親は“結婚”してると思ってたよ。もちろんクラスメイトの中にはそう思ってない奴も沢山いるのは知ってるけどさ…」

みたいな感じで、アクティヴィストでもなんでもない普通の人である両親が、法廷で政府を相手取って裁判を起こすことに子供たちが戸惑いを感じていたことが分かります。

原告の皆さんのことについては殆ど知らなかったので、そういうパーソナルな側面も描いてくれているのが嬉しいですねvv

博士役のジェシー・タイラー・ファーガソンへの反対尋問で、同性婚が認められているマサチューセッツの方が、LGB間での不安障害や薬物乱用(substance abuse)が多いって言ってますけど、それも知らなかった。でもマサチューセッツとカリフォルニアを比べれば、総人口(教育レベルや収入が同じポピュレーション)に対して同じ結果になるはずで、どう考えても同性婚との因果関係はゼロでしょう。

ジェーン・リンチも自分と真逆の意見のサイコを演じきって凄いし、俳優でないクリーヴ・ジョーンズ氏も頑張ってます。

「ゲイ治療」組織NARTHの本部がカリフォルニアにあるのも知らなかった…ゲッ…;

クリス・コルファーは美味しい役でしたけど、それをまたほんと上手に演じてて、この箇所だけでも見る価値ありでしたvv


(蛇足ですが、動画の右横の“Donate”ボタンで$10から募金も出来るようになってます。)
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コメント
この記事へのコメント
@日本では?かもしれないが…
なんじゃそりゃ?
定義付けしたり、アカンやでーを
ゴリゴリコソコソ推す団体が
いるあたりが、
キリスト教の一部が
必ずと言っていいほどの
「8」なんだな、
アメリカらしいよな~と
思いました。

毎度言っているような
気がしますがw
それで誰かが
大大迷惑、命にかかわる
一大事を起こしたら
それはアカン!ですが、
お互い好きになって、
遠慮してるくらいの生活をし、
ちぃと"ノーマルじゃない"と
ちっちゃい物差しで
こすいことして叩くのって、
人としてどうなんだろう?
なんか、哀しくなる時が
あります。

形は違うけど、
身近な人間に、
「ワタシが歩んで来たのと
違う価値感のあなたはおかしい、
わかんない」なんて、
鼻から一蹴されてると、
誰かがそうされているのを、
遠くから見ていても、
むかっ腹が立ちます。

誰よりも正しいワタシでいたい
方に限ってそうなのか?と
イラっとも、さもしいなとも
思うこの頃ですわ~
2012/03/03(土) 08:40:08 | URL | すずら #-[ 編集]
あけぼのさんのおかげで、観ること出来ました!

面白かったし、感動しました(って英語わからんのに・・・)。

最後のマーティー・シーンの場面ですが、中坊公平さんの「私の事件簿」にある森永ヒ素ミルク事件の第一回口頭弁論を思い出してしまいました。(関係ないですね、すみません。)涙が出ましたね。

素敵な俳優さんばかりでしたが、被告側の役者さんは芸達者というか、悪役を引き受けるだけのことあるよなあ、と感じました。

実際のウォーカー判事の写真(&カムアウト)を見て、一番ステキ!と思ったのは私だけでしょうか?

では、また。
2012/03/03(土) 21:55:16 | URL | まつじん #kpKBa8rU[ 編集]
すずらさん、こんばんは
>なんじゃそりゃ?
ほんとにそうなんですよー。
この裁判の記録を読んだり
今回のこの朗読劇を聞いてても
こういう連中は意味不明なことしか言えてません。
道理で裁判の内容を隠したがるはずです;

>大大迷惑、命にかかわる
>一大事を起こしたら
同性婚が認められたからといって
異性婚の率が減ると言えるのか?
という質問にすら
何の根拠もなくて答えられない始末。
もちろん誰の迷惑にも
命にかかわるような大事でもない
とても個人的な選択の話。

そもそも同性婚に反対する連中に
裁判の被告として法廷に立つだけの
この法案に対する利害関係があるのか?
という点すら争われたくらいです。
(最終的に被告人になることは認められましたが…)

>誰よりも正しいワタシでいたい
聖書を盲信することが正義なら
それ以上に簡単なことはないわけで
こういう人たちの頑迷さに立ち向かうのは
恐ろしくエネルギーを使うこと。
それが分かっていながら、
それでも立ち上がられた方々の勇気には
本当に感動させられますvv
2012/03/03(土) 21:58:53 | URL | あけぼの #-[ 編集]
まつじんさん、こんばんは
誰も気づいていらっしゃらないのでは…
と思っていたので、観ていただけて嬉しいです~。

マーティン・シーンも良かったですよね!そして中坊公平さんの「私の事件簿」というご本があるのですね?日本の司法システムについても知りたいので探してみます。

被告側はほんとにベテランというか、台詞のタイミングとか朗読してない時の表情なんかも上手かったです(笑)

ウォーカー判事は確かに知的で、若い頃はさぞかし(今も)と思わせるイケメンさんです!確かパートナーさんもいらっしゃったはずで、ご本人は時々、カストロでお茶したりしてるとか♪

では、ごらんになって頂いた上、コメントまでありがとうございました!
2012/03/03(土) 22:09:50 | URL | あけぼの #-[ 編集]
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